2018.05.19
当時、22歳から約6年間、北イタリアのリグーリア州での修業時代、
現地ではポピュラーだった「ラビオリ・ディ・マーグロ」
※マーグロは痩せているという意味で、ラビオリの中にはボラジ、ビエトラ、リコッタチーズを詰めています。
お肉を詰めたラビオリが主流の日本では珍しい存在です。
このラビオリを作る際に詰める”ボラジ”※イタリア語ではボラージネと言います。
実はリグーリア州ではとても馴染みのあるボラジも、日本では見かけたことがなく、
たまたま先日、いつもお世話になっておる能登島高農園さんが育ていると情報が入り、
この料理を作ろうと思いました。
現代のイタリア現地ではトマトソースやクルミのソースでシンプルに作るのが多いです。
15年前のイタリア修業時代の大事なリチェッタ(※レシピ本で私のバイブルです。)
この料理も、昔ながらの伝統あるレシピから日本の最高な食材で再現しています。
難しいイタリア語メニュー名で、物珍しいせいか、なかなか頼みずらいと思いますが、
このラビオリを食べるとイタリアに居た頃を思い出します。
僕にとってとても懐かしい味のラビオリ是非お召し上がりください。
おすすめです。
chef湯本 篤志