2017.09.06
カップンマーグル(カッポンマーグロ)とは。
9月限定で行っているリグーリアコースの「カップンマーグル」のご説明です。
カップンマーグル⇒魚介類とお野菜たちのピラミッド型サラダ仕立て。
まず「ガレッタ・ディ・マリナーイ」という乾パンにニンニクをこすりつけ、
水とビネガーで戻し、そこに約12種類の食材たちを重ね合わせていきます。
サルサヴェルデのソースやスカンピや牡蠣、ムール貝、白身魚、モシャーメなどの魚介類、
じゃが芋や人参、セロリ、オリーブやカリフラワーなどの野菜たちで盛り沢山!
料理もそれぞれ異なり、とても手間暇のかかる前菜です。
普段、家庭ではまず見ない料理で、
現地イタリアでは、クリスマスや大事な席で召し上がる料理とも言われております。
イタリアは日本とは違い、クリスマスシーズンはどこのお店も閉まっており、閑散としているようです。
日本のお正月に当たるのが、イタリアのクリスマス。
親戚などを迎えて、豪華なお食事として、カップンマーグルは食卓に並ぶこともあるそうです。
細かな仕込みを約3日かけて行い、
約12種類の食材たちが、重ね合い、一つずつが一体感を生みます。
そして、最重要なのは最初にお伝えした「ガレッタ」
見事にすべて食材たちをまとめて包み込みます。
こうして完成する、シェフ湯本が13年ぶりに日本で初めて作るカップンマーグル。
是非、ご賞味くださいませ。