2021.09.03
7/21発売の東京カレンダー掲載♬
~シェフ湯本一押しの隠れた逸品~
『ニョッキとブッタータチーズのオーブン焼き フレッシュトマトとバジリコのソース』
9月限定で、シェフお任せコースにてお召し上がりいただけます。
※ランチ、ディナーどちらも可。
私シェフ湯本が2003年イタリア修業時代に学び、
その当時感銘を受けた絶品パスタを期間限定でご用意させて頂きます。
このメニューは2003年に実際にレストランで提供されていたメニューで、
私も5年間のイタリア修業生活で数多くの料理を見てきましたが、
その中でもとても印象に残っている料理の一つです。
2003年イタリアに渡って間もない時期で、イタリア語はもちろん、
リグーリアでの料理文化や生活習慣など全く分からない頃の事でした。
私がレストランに入って最初の頃は、
出来上がった料理を盛り付ける仕事が主の毎日。
そんな時、この料理に出会い、料理人として新たな発見と衝撃がありました。
オーブンから焼きあがった
『熱々』のニョッキを
『常温』のトマトソースに盛り付ける・・・
料理がぬるい+熱い?
熱々の料理をなぜぬるいソースに・・・?!
まだその当時、イタリア料理というか、料理の世界がほとんどわからない頃でしたが、
今までの自分の概念になかったので、
熱いに+ぬるい・・・は、とてもビックリした事を覚えています。
(まだその当時の私の大した概念ではないですが・・・)
日本には熱いものは熱く、冷たいものは冷たく・・・と基本中の基本ですが、文化はそれをも覆し、また感銘を受けました。
元々イタリア料理には『ティエピダ』(※ぬるい)というイタリア文化があります。
今となればわかることですが、料理にはそういう考えがあるという事が理解できたのもイタリアで生活して数年後の事です。
料理に使われているブラータチーズ自体はプーリア州のチーズで
リグーリア州では作られていないのですが、当時現地で普通に売っていたのもなんだか振り返るといい想い出です。
このように私のイタリア時代の色々な想いがある料理です。
是非ご賞味くださいませ。
シェフ湯本 篤志
追伸
イタリア時代にイタリア人に認めてもらった
懐かしの賄いパスタ『ムール貝とアンチョビ フレッシュトマトのスパゲッティ』
こちらもどこかでお作りしたいと思います♪
メール予約、お問合せ⇒info@e-scugnizzo.com
03-3263-7567
こちらからも見れます♪
⇒https://tokyo-calendar.jp/article/21695?ref=restaurant...