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2017.06.01

サービスの楽しみ

たまにはこんな日常ブログはいかがでしょうか・・・

シェフとホール橋本の一コマ・・・

今日のパンの話しのやり取りをしているとき、色々な事を想ったので、久しぶりのブログ投稿です。

会話の内容はこんな感じ・・・

橋本 「今日のパン、いつもと色や弾力が違うんですが、いつもと何が違うんですか???」

シェフ「そうそう!発酵時間とか変えたんだ~」

橋本 「いつもより、粉の味がグッとして美味しいですね!」

シェフ 「美味しよね~!でもこのパンは一般的にあまり、うけないと思う・・・」

橋本 「え???なんでですか?すっごく美味しいですよ?」

シェフ 「このパンは食事と一緒に食べてもらって、はじめてより美味しさを発揮するから。だから塩を最小限にして、そのままだと味気ないパンにに仕上げてる。この間の賄でも、ブロデットと一緒に食べた時、2種類のパンの違いで全然料理のテイストも変わるでしょ?だから、このパンは必要なタイミングでより美味しく食べてもらうところで出してほしいんだ。」

「俺はパン屋さんじゃなく、料理人だから、料理を引き立てるパンを作らないと・・・」

こんな会話が、日常のように色々なメニューで繰り広げられます。
たまに細かく聞きすぎて、叱られることもしばしば・・・(笑) 

それでもめげずに・・・美味しそうですね!どんな料理ですか??? 
結果・・・シェフが諦めて・・・試食を頂く(笑) ちょこっとワインも添えて・・・

でもこれがすっごく大事なんです。だって、私はその想いをかわりに届けるという大事な使命があります。

なぜこの会話をブログにしたかというと・・・
ここが、飲食店、そしてサービスマンにとって一番の仕事の発揮どころだからと私は考えます。

【お客様】=間【サービスマン】間=【シェフ、もしくは料理人】
サービスマンは架け橋。

この会話をせず、クローズキッチンでサービスマンからの説明を無しに、お客様がお食事をしているとします。

シェフの想いは伝わって、お客様は100%以上楽しめているでしょうか。

もしここに、先ほどの会話を元に、お客様へサービスしたとします。
より、お楽しみいただけるはずと信じています。

どんな想いで考え、作っているか?・・・どう伝えて表現したいか・・・

それを重すぎず、お客様に伝わるよう、サービスしてシェフや料理人にも喜んで頂く。
これが飲食店では大切な仕事の一つだと思います。

人と人との間は難しいことも山ほどありますが、
双方が楽しそうに、そして喜んで頂くと私はその方々以上に喜びを得ているのかもしれません。

もちろん、お客様からの想いもキッチンにフィードバックします。
何故なら、お客様あっての私どもです。
より良いお店にするために芯を持ちながら、謙虚に前向きに。

これからもお客様に素敵な笑顔で楽しんで頂くために、
料理人の想いをそっと添えながら、人の為にサービスをし続けていきたいと思います。

続く・・・

マネージャー 橋本 晋一

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